『タクシードライバー』感想(『ジョーカー』関連ということで。ネタバレあり)

『ジョーカー』との関連があるということで、『タクシードライバー』を観た。よくできているもので、Amazon Primeビデオのおすすめに出てきていた。

 

ロバート・デ・ニーロが出ている。

・一人の男が凶行に及ぶ。

・主人公は日記を書いている。

・主人公は凶行の前に自分の髪に変化を加える。

・主人公が指を銃の形にしてこめかみに当て、撃つそぶりをする場面が印象的。

など、確かにわかりやすく共通点が多く、影響は結構あからさまに示されていると思った。

 

他にも、

・主人公が物語の途中で銃を手に入れる。

・主人公がある女性に執着する。

といった点も同じだと思ったが、これは他にも多くの映画で共通するものかもしれない。

 

『ジョーカー』観た直後だったので、共通点に目がいってしまったが、主人公トラヴィスの底知れなさ、不気味さに引きつけられる。タクシーの車窓から見える猥雑な景色と音楽が印象的だった。

上記に述べたような細かい共通点もあるが、全体に漂う閉塞感が『ジョーカー』によく似ていたように思った。『タクシードライバー』の場合には、凶行の後にもそれは漂っていたが。